■2005-01-03
* [状況] 謹賀新年
いつも来てくださってる皆様、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
帰星の日、出かける直前に窓を開けたらこんこんと雪が降っていて唖然。電車内からみる風景と郷里のそれとがあまり変わらない状態でしたよ。
さて、私の生まれ育った家というのはずいぶん前から誰も住んでいなかったのですが、先だってのアレで壁にひびも入り、とうとう取り壊すことになりました。既に更地になった土地の小ささに、今更ながら驚きました。本当に狭い空間だったんだなあ。で、取り壊す前に色々と家財道具を今の家に持ってきたらしいのですが、その中に大量の絵本がありました。『ねないこだれだ』とか『みんなの世界』など、私が小さい頃なんどもなんども読んだものばかりです。『ねないこだれだ』は、当時本当に怖かったですし、『みんなの世界』も伝染病の絵が結構インパクト強かったです。
私が生まれる以前の本の中に『アラビアンナイト』というのがありまして、文が川端康成(1954年、トツパン印刷)。子ども向けの優しい文体と、色鮮やかな美しいイラストのくせに、アリババのお兄さんバラバラにされるは、死体縫い合わすわ、任務に失敗する盗賊の手下は親分にどんどん殺されるわで結構、えぐいえぐい。大変貴重な一品でした。こういうものが捨てられずに残っていたのは素晴らしいことです。
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