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■2010-03-03

* [Perl] DBIx::SkinnyをDBIx::Classな感じで使うB!

  DBIx::Classに慣れた人がDBIx::Skinnyを気軽に使えるように、DBIx::Class::Resultsetっぽいインターフェースをつけてみようと思い:

 my $rs = $skinny->resultset_dbictic( 'foo',
     { 'id' => 1 },
     {
         'select' => [ 'hoge', 'huga' ],
         'order_by' => 'id DESC',
     }
 ); # group_by, havingなども

ページングもつけようかな:

 my $rs = $skinny->resultset_dbictic( 'foo',
     undef,
     {
         'page' => 1, rows => 10,
         'order_by' => 'id DESC',
     }
 );
 my $itr = $rs->retireve;
 my $pager = $itr->pager;
 # 内部でcount用のステートを発行する。必要ならcount_subrefを渡す
 # (カウント用SQLと結果用カラムを返すサブルーチンリファレンス)。

いっそスキーマでリレーション定義してjoinできるように:

 package Your::Model::Schema;
 use DBIx::Skinny::Schema;
 use DBIx::Skinny::DBICTic::Schema;
 
 install_table 'user' => schema {
     pk 'id';
     columns qw(id name);
     has_many 'books'
       => 'user_book' => 'user.id = user_book.user_id';
 };
 
 install_table 'user_book' => schema {
    # ...
 };
 
 # package main;
 
 my $rs = $skinny->resultset_dbictic( 'user',
     { 'user.id' => 1 },
     {
         'join'    => [ 'books' ],
         '+select' => [ qw( books.name ) ],
         '+as'     => [ qw( book_name ) ],
     }
 ); # prefetch相当の機能は無し

  DBIx::Class使えよ、という本末転倒なわけですが、せっかくなのでhttp://github.com/makamaka/p5-dbix-skinny-dbicticに。

[]

■2010-03-08

* [Perl] DBIx::Skinnyに色々機能を追加してみる 〜 DBIC_TRACEみたいなものB!

  DBIx::Skinnyでは、環境変数SKINNY_PROFILEに真値を渡せばプロファイラにSQLステートメントとバインド値が記録されます。ただし、実際にデータを確認するには手動で出力しないといけないのと、どんなタイミングで発行されたかがわかりません。でもデバッグしていると発行時に即データがみたいことがあります。なので、それ用のプロファイラを。

 package Your::Model;
 use DBIx::Skinny::Profiler::ProfileLogger;
 use DBIx::Skinny setup => +{
     dsn => 'dbi:SQLite:',
     username => '',
     password => '',
     profiler => DBIx::Skinny::Profiler::ProfileLogger->new,
 };

セットアプ後なら:

 my $skinny = Your::Model->new;
 $skinny->attribute->{ profiler } = DBIx::Skinny::Profiler::ProfileLogger->new;

  デフォルトでSTDERRに出力します。1=/path/to/fileのようにすると、DBIC_TRACE同様、ファイルに吐き出します。 p5-dbix-skinny-profiler-profilelogger

* [Perl] DBIx::Skinnyに色々機能を追加してみる 〜 ネストしたトランザクションB!

  DBIx::Skinnyは下記のようなネストしたトランザクションを扱いません。でも使えると便利なこともあるのでtxn_*メソッドが対応できるようにするモジュールを作ってみました。

    package Your::Model;
    use DBIx::Skinny;
    use DBIx::Skinny::Plus::NestedTransaction;
    #
    #
    {
        my $txn = Your::Model->txn_scope;
        {
            my $txn_sub = Your::Model->txn_scope;
            ...
        }
        ...
    }

  おまけの機能として、SKINNY_PROFILEをonにしてるとprofilerにBEGIN WORKとかCOMMITとかを渡します。 ←取り込んでもらえました。 p5-dbix-skinny-plus-nestedtxn

* [Perl] DBIx::Skinnyに色々機能を追加してみる 〜 複数主キーB!

  DBIx::Skinnyは単一のプライマリキーを前提としています。あまり複数プライマリキーは良くないと言われますし、作者のnekokakさんに聞いたら必要としなかったということでしたので、これはこれで割り切ってしまうのが良いのでしょう。ただそれでも、何かの事情で複数キーを設定している所でもDBIx::Skinnyを使いたいこともあるかもしれません。
  そこで複数に対応させようとソースを見たところ、pkに設定した値が利用されるのは、insertとfetchした後のRowクラスにおけるupdate、deleteだけのようです。さらにinsertで使うのは、serialやauto_incrementで自動生成されたidを設定するためでした。なので、Rowクラスにあるupdate、delete時に自動でプライマリキーを設定する部分だけを対応させればよいようです。で、つくったのがDBIx::Skinny::Plus::MultiPK。

 pakcage Your::Model;
 use DBIx::Skinny setup => +{
     dsn => 'dbi:SQLite:',
     username => '',
     password => '',
 };
 use DBIx::Skinny::Plus::MultiPK;
 
 # ...
 
 package Your::Model::Schema;
 
 install_table 'a_multi_pk_table' => schema {
     pk [ qw( id_a id_b ) ];
     columns qw( id_a id_b etc );
 };

 use DBIx::Skinnyの後で呼び出して、後はSchema内のpkにリストリファレンスでキーを渡すだけです。DBIx::Skinny::Row::_update_or_delete_condを上書きするという行儀よくない動作ですが、その辺の見直しは今後の課題。ついでにDBIx::Skinny::Row::get_columnsも上書きしています。これは、pkにリファレンスを渡す結果、insertした時にARRAY(0xa0a9d30)みたいなカラムが設定されてしまうのでget_columnsするときに取り除くため。 p5-dbix-skinny-plus-multipk

追記:コメントにありますように、本家に取り込んでもらいました。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ nekokak [multi pk supportをSkinny本体にとりこんでみました。 http://github.com/ne..]

_ まかまか [すいません、コメントがspamフィルタにかかってました。ありがとうございます!]

[]

■2010-03-18

* [Perl] DBIx::Skinny関連モジュールB!

  先日書いたDBIx::Skinny関連のモジュールは3つとも本体に取り込んでいただけました。これらの機能はもうDBIx::Skinny(0.0705以降)だけで実現できます。昨日入れ違いでDBIx-Skinny-Profiler-ProfileLoggerをCPANにアップしたので、後で削除の予定。

 で、DBIx::Skinny::DBICTicはちょこちょこアップデートしていて、joinの値にハッシュリファレンスを渡すことでリレーションのリレーションにも対応。

 my $rs = $db->result_dbictic( 'user',
   { 'user.id' => 123 },
   {
     'join'    => [ 'status', { 'books' => 'author' } ],
     '+select' => [ 'status.flag', 'author.name' ],
     '+as'     => [ 'status', 'author_name' ],
   }
 );

 このモジュールは本体のテーブルのエイリアスに'me'をつけたりしませんのでご安心ください。

[]