■2004-12-17
* [雑感] Shibuya Perl Mongers テクニカルトーク #5
ふと思い立ってShibuya Perl Mongers テクニカルトーク #5に行って来ました。どなたのお話も非常に興味深いものでしたが、その中でいくつか感想を。
小山浩之氏の「再考ですかーっ JavaScript」では、CからJavascriptを利用したり、JavascripからCを使うことができるということを知りました。私は普段Javascriptを使わないのですが、以前必要になってオブジェクト指向プログラム言語としてのJavaScriptをみてJavascriptはすごいものだと思い、そして今回改めて魅力的なものに感じました。
「PerlとJavaで異言語Webサービス連携」(竹追良範氏)は、Javaのタイプマッピング関連の問題が興味深かったです。SOAP::LiteのUTF-8フラグによる文字化けは、Perl5.8以降でXML::Parserを使うと勝手にUTF-8フラグを立ててしまうという話。こういう5.8以降で勝手にUTF-8フラグを立てるモジュールの一つにSpreadsheet::WriteExcelがあります。ちょうどこの日、DBの集計結果をエクセルファイルにしてメールで飛ばすスクリプトを書いていたもので。(追記:UTF-8フラグを立てるのではなくて、UTF-8フラグを立てていないと文字化けするの間違いだったかも、後日確認します)
独り暮らしのおばあちゃんでも安心してPerlをメンテナンスするために、匠が力を貸すというコンセプトの「Perl大改造!!劇的ビフォーアフター」(早川真也氏)は、テレビ番組のパロディらしかったのですが、普段テレビを見ないので元ネタがわからずちょっと残念。レキシカルなサブルーチンの話が出たのですがSub::Lexicalなどで代替可?(ソースフィルタリングであって、Perlにパッチをあてるわけではないですが)。
「iPod&iTunes Hacks」(宮川達彦氏)の話は会社で報告したら、グローバルでの利用に同僚が大層興味を持ったようです。が、私はiPod持ってないし興味もないのでなんとも。むしろ気になったのはMath::Pariのどの辺りでひかかっているのかという部分。
「はてなの開発裏側見せますパート2」(伊藤直也氏)は、サーバやMySQLの話が興味深いものでした。
「アイスホッケーの成績集計とテスト駆動開発」(吉田裕美氏)。……とにかくアイスホッケーのルールは難しいらしい。
「JAPHを読む」(水野貴明氏)では、JAPH - "Just Another Perl Hacker"という文字列を表示するスクリプトの話でJAPHのすばらしさなどが参考に。http://www.perl.com/CPAN/misc/japhはどれもこれも一見の価値有りで、DNAの螺旋のコードが特に好きです。JAPHの話が出たので今月のAcmeに無理矢理もっていきましょう。
* [今月のAcme] Acme::JAPH
実際には11月分のAcmeなのですが。Acme::JAPH。使用例を見ると(一部改行)
use Acme::JAPH a;ltiucqpoc3iqp04tu1 -394t8[ieufea[=09E U 0ET 9u [4tu]]]
とあります。これでちゃんとJust another Perl hacker,って表示されるのです! なぜならモジュールにprint "Just another Perl hacker,\n"; exit;
って書いてあるから。問答無用で実行されて終了。Acmeらしいですね。微笑ましいですね。