■2013-01-29
* [近況] Perl Beginners #6でちょっと触れてみたprototypeのこと
先週Perl Beginners #6に行ってきました。前半はJPA会長の牧さんによるQ&Aセッションでした。質疑の中で「モダンPerl入門」以外でXSに触れている本としてAdvanced Perl Programmingが出たのですが、そういえば初めて作ったXSモジュールはその本を読んで試してみたのを思い出しました。懐かしい。
ところで、Q&Aセッションの中でprototypeの話が出てきて、以下のようなときぐらいしか使いどころがないよね、という話になって、そのとき私がもう一つこういうケースが……というので出した例を書いておきます。
use v5.12; sub hoge (&) { ... } hoge { ... };
こちら、ご存知の通り一番目の引数がコードリファレンスの場合はsubを省ける例のアレです。で、次のやつ:
sub fuga (\$) { # $の前に\がつく my ( $v ) = @_; say ref( $v ); # => SCALAR $$v = 2; } my $foo = 1; fuga( $foo ); say $foo; # => 2
スカラー変数を値渡しで渡しているつもりがサブルーチン内部ではリファレンスとして渡されていますね。これは便利……なのか? ちなみにthreads::shared
で使われてます(実際にはXS側からprototype宣言されてますが、threads無効の場合はPerlコードからもダミー用として宣言されます)。