パチスロに関する考察

(実験室:世田谷区立バカダ大学おみくじ研究室)


仮定

・パチスロとは、パチンコとスロットマシーンの合成語である…(仮定1)

・パチンコとは、釘の打たれた盤上を手動乃至は電動のバネの力により放たれた銀玉を転がし、チューリップ状その他の所定の位置に銀玉を落とすことによって、規定の数の銀玉を排出口より放出せしめる娯楽である。…(仮定2)

・スロットマシーンとは、コインを投入し、側面に設置されているレバーを引き、回転するドラムの絵柄を規則的に揃えることによって、規定の倍率のコインを排出口より放出せしめる娯楽である。…(仮定3)

推論

 仮定1、2、3より、パチスロとは、外見上パチンコ台であるが、釘の打たれた盤上を手動乃至は電動のバネの力により放たれたコインを転がし、チューリップ状その他の所定の位置にコインを落とすことによって、規定の数のコインを排出口より放出せしめる娯楽である、と推測される。(推測1)

 同様にして仮定1、2、3より、パチスロとは、外見上スロットマシーンであるが、銀玉を投入し、側面に設置されているレバーを引き、回転するドラムの絵柄を規則的に揃えることによって、規定の倍率の銀玉を排出口より放出せしめる娯楽である、と推測される。(推測2)

検証

 推測1は、仮定より合理的に導き出されたとはいえ、もし仮に銀玉の代わりにコインを使用するとなると、盤に打たれた釘の間隔は今よりも相当大きくならざるをえず台を極度に肥大化せしめるであろう。また、コインはその形状上、盤上にてひっかかったりつまったりすることが容易に想定される。すなわち、推測1に基づくパチスロが存在した場合、この娯楽用具の継続的使用は困難と言わざるをえない。

 しかるに、推測2は上記の如き欠点が存在しない。ゆえに、パチスロとは、外見上スロットマシーンであるが、銀玉を投入し、側面に設置されているレバーを引き、回転するドラムの絵柄を規則的に揃えることによって、規定の倍率の銀玉を排出口より放出せしめる娯楽である、と判断せざるを得ない。

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