-4- 花とゆめとわたし榎本(仮名)子、漫画家宣言1いや、宣言されても。2 さて今回は「花とゆめとわたし」ということで、テーマだけみると花、夢、そして私…ポエムが出来そうですが、落研出身の私の場合どちらかというと三題噺3になってしまうでしょう。 「花とゆめ」(以下「はなゆめ」)とは長いつきあいで、実に足かけ12年ぐらい読み続けていたんじゃないでしょうか。私が如何にして心配するのを止めて「はなゆめ」を愛するようになったかというと、きっかけは那州雪絵の「ここはグリーンウッド」4。ちょうど単行本でいうと6巻にあたる所で、神田君が登場の回でした。あれをみて、グリーンウッドにはまりました。何でそこではまるのかは前世紀最大の謎5。那州雪絵については別に一項設けるのでおいといて。今日は愚痴ですよ愚痴。昔は良かったなあっていうあれね。今の「はなゆめ」が良い人は無視してくだちいな。 さて、わが国の埃である某巨大掲示板の少女漫画板でもよく上がっていることですが、かなり前から「はなゆめ」は面白味にかけているように思えます。たださすがに手元に当時の雑誌が残っていないのでいつ頃かはよくわかりません。でも一度新人何人かを競わせる試みがあって、そこで登場していた漫画家が活躍しだしたころと前後するような気がします。何人かの名前は覚えていますが、あまり具体的に名前を出すのも何ですのでやめときましょう。ただ、その「試合」−−読者が人気投票をするトーナメント方式だったような気がするのですが−−で消えてしまった漫画家で印象に残っている方に「小宮松風」(名前の記憶はかなり怪しいです。誰か情報下さい16)という人がいたのですが、どちらかというとプチフラワーの方に載っていそうな感じの作風でした。昔の「はなゆめ」なら残りそうな気もしたのですが、そういう流れにはならなかったんですね。それはともかく、その辺以来はなゆめは読者対象が明らかに変わったような感じです。この少し前ぐらいには河内美雪6などの波茶滅茶な漫画家がいたりして面白かったのですが、その辺がたぶん最後で、軒並みこういった漫画家は消えていくことに。 それにしても、やっぱりむかし7の「はなゆめ」は良かったなあ(遠い目)。遠藤淑子とか川原泉とか。今ではみんなメロディなどにいっちゃってます。そういえばその頃(たぶん1990-1年ぐらい?)はDr.モロー8が花とゆめで書いていたんですよ!水道橋博士9とか猿が出てくるんですがタイトルは失念しました。読者コーナーの「はなとむし」も「オタク用語の基礎知識」10など変なのがあったり、「常連さん」(「瞬は好みじゃない」11氏とか)の存在が感じられるような時代でした。今では考えられないことです。 …脇道にそれてしまいました。何の話でしたでしょうか。ああ、そうだ、『ピグマリオ』12のコマ割が大きすぎて全然読んだ気がしないという話でした。違う? (数行戻って確認)で、読者ターゲットが変わってしまった以上、昔からの読者としては流石にもう読んでられないわけで、私もやめてしまったというわけです。繰り返される似たり寄ったりの設定。とりかえばや的学園モノ13。だらだらとした展開。う〜ん、もう読まなくていいですね。単にずっと色々読んで飽きが来ただけかもしれませんが。 とりあえず、これ以上書いていると本当に「あの漫画はつまらない」とか言いかねないので、この辺りでやめときましょう。実際某掲示板にいけば同じような意見が出てるので、自分がここで書く必要もないし。なんだかだれてきちゃったし。というわけで、おしまい。 ※前回脚註13で「雨月堂夢咄」と書いてしまいましたが、「雨柳堂夢咄」ですね。 ※アップしてから書くのもなんですが、「試合」の所で私とんでもない記憶違いをしていました。後日何とかします…(02-11-05) つづく 脚註:
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